2014.11.29

「ABRAHAM」- LOOP HOLE(東京)

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開催概要
ABRAHAM
会期:2014年11月29日(土) – 12月27日(土)
時間:14:00 〜18:00(11月29日のみ16:00〜)
開廊日:木曜日 – 土曜日
レセプション:11月29日(土) 18:00 〜21:00

会場
LOOP HOLE
〒183-0045 東京都府中市美好町1丁目1−18 石川ビル 202号室

アノニマスの相貌と描くことの純粋さ ― 水戸部七絵の絵画作品

西村智弘(美術評論家)

水戸部七絵は、顔を描くのが苦手であるという。どちらかといえば、静物画や風景画の方が得意であるそうだ。これは意外な発言である。なぜなら、水戸部がこれまで発表した絵画の大半が人物画であり、顔を描いた作品だからである。学生時代の水戸部はいろいろなモチーフを描いていたようで、一時は抽象絵画を試みていたこともある。大学4年生の中間講評のときに人物を描いた絵画を発表していて、これが今日につながるスタイルとなった。ただし、静物や風景をモチーフにした絵画も並行して制作している。あまり発表していないだけなのであった。

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